はじめに
画像を合成するのって、高価な編集ソフトや高度な知識がなければできないって思っていませんか?
こちらの動画をご覧ください。塔の上のラプンツェルの最後のシーン。
ランタンが前を通過するのに合わせて、画面がフェードアウトしていきますよね。
これを取り入れたいと思いませんか??こちらの動画をご覧ください。
プロフィールムービーで使う画像を合成して、ランタンが前を通過するのに合わせてフェードアウトしていっています。
ちょっとカクカクしているのはご愛敬ということで…多少手間はかかりますが、高価なソフトや高度な知識がなくても無料で作ることができますよ!
下の説明を読むと途中で心が折れてしまうかもしれません。。
私たちが作成したものでよければダウンロードできますので、フォームから登録をお願いします。
動画の合成方法
ご覧いただいた動画の作り方を紹介します。
使うのは、ムービーメーカーとGIMPとパワーポイント!
まずは素材となる動画をムービーメーカーに取り込みます。
合成させたい部分を、一コマずつスナップショットで保存します。
で1コマずつ進めながら、地道に画像を保存していきます。
順番がわからなくならないように通し番号で保存しておくといいですよ。
ご存じの方も多いと思いますが、動画やアニメーションは、静止画の集まりで、複数のコマが一秒間に何枚も流れることで動いて見えています。
教科書のすみや付箋に、パラパラマンガを書いたことはありませんか?
少しずつポーズを変えた絵をパラパラ動かすことで動いて見えますよね。
このコマがたくさんあるほど、動画が滑らかに見えます。
よくある動画は、一秒間に30~60コマくらいです。
1秒の合成動画を作るのに、30コマ分の画像を用意すればいいというわけです!
言うのは簡単ですが、いざ作るとなるとけっこう大変…みたいです。。全部夫がやったので、私はあくまで他人事です。ww
ムービーメーカーでは0.03秒・1コマずつスナップショットで静止画として保存することができます。
0.03秒で1コマなので、約1秒の動画を作りたければ約30コマ、約2秒の動画を作りたければ約60コマのスナップショット画像を用意する必要があります。
スナップショットで保存した画像をGIMPに取り込んで編集します。
GIMPのダウンロード、使い方については別の記事でまとめたいと思います←準備中
画像と画像を重ねるため、先ほどスナップショットで保存した画像の不要部分を削除し、背景が透明の状態にします。
そのために、まずはレイヤーの追加からアルファチャンネルを追加します。
これを先にやらないと、不要部分を削除していっても背景を透明化できません。
忘れず先にやってください。アルファチャンネルを追加したら、消しゴムツールなどで不要な部分を削除していきます。
このように、消したところがチェック柄になっていれば大丈夫ですよ。
消しゴムで地道に消すのでもいいのですが、ツールを使えばもっと作業効率があがります。
ペンライトのようなマーク『ファジー選択』をクリックして、不要部分をクリックすると、図のように選択されます。
ファジー選択の説明では、『クリックしたピクセルの近似色領域を判断して選択範囲を作成します』となっています。
選択した箇所と同じ色をした境目までを自動で選択してくれるので、あとはデリートを押すだけです。
ただし、万能なものではないので、色が多色の所(図で言うと背景の植物の所)や、残したい画像と背景色が同系統の所(図で言うとソファーと犬の所)などうまく選択できずに消えてしまうので注意が必要です。
ファジー選択や消しゴムツールで不要箇所を消していく中で、消し過ぎた!間違えた!というとき慌てずに。Ctrl+Zで元に戻せば大丈夫です。
ファジー選択の応用でこんなこともできます。
先に消したくない(残したい)所を選択します。
その状態で、右クリックメニューから、選択 選択範囲の反転をクリックすると…
文字通り選択箇所を反転できるので、先に消したくない(残したい)所を選択しておいて選択範囲を反転すれば、消したい(不要)箇所がすべて選択された状態になるので、あとはデリートをクリックすれば一気に不要箇所を削除できるのでとっても簡単です。
不要箇所を消して作業が終わった画像は、ファイルタブから名前を付けて保存を選択します。
画像をそれぞれ保存しますが、拡張子をpngにする必要があるので、注意してください。ファイルタイプを選択からPNGを選択しましょう。
jpgなどにしてしまうと、せっかく不要な部分を消したのが、意味なくなってしまいます。このpngというのが、透明化した画像の拡張子になります。
コマの順番がわからなくならないように、通し番号をつけておいた方がいいですよ。後から順番を確認するのが面倒になりますし、順番が違ってしまうと不自然な動画になってしまいます。
地道に同じ操作を繰り返し必要コマ分の画像が用意できたら、次はパワーポイントを使います。
なぜパワーポイント?と思うかもしれませんが、パワーポイントはかなり可能性を秘めております!
アイデアと使い方次第でいろいろなエフェクトをつけることができますよ。
パワーポイントを開いたら、ベースとなる画像を挿入します。
画像をスライドのサイズに合わせたら、スライドの複製orコピペで、ベース画像のスライドを、必要コマ数分にします。
GIMPで編集した、合成させる画像を挿入し、ベースの画像に重ねていきます。
順番通りになるように注意してください。順番が入れ替わってしまうと、変な動画になってしまいます。
また、画像の配置にも気を付けてください。画像を重ねるために背景を透明化させた画像の方が手前(前面)に来るようにします。
画像の挿入、コピペなどで追加すると後から追加されたものが前面に配置されます。
配置を変更したい場合は、画像を選択して右クリックから、前面へ移動または背面へ移動を選択します。
すべてのベース画像に、合成する画像を重ねたら、パワーポイントのスライドショーを動画に変換します。
スライド当たりの表示時間を0.03に設定して動画に変換してください。
1コマ当たり0.03秒の表示時間で、1秒当たり約30コマの動画になります。
これで、プロフィールの写真に合成した動画が完成しました!
あとはプロフィールムービーの素材として使用するだけです。
手間はかかりますが是非オリジナルの動画を作成してみてください。
応援
作り方は紹介しましたが、いざ作ろうと思うと結構手間がかかります。。
私たちが使用したものをダウンロードできます。
メッセージの内容を変えるだけで使えますよ。
こちらのフォームから登録をお願いします。
是非、オリジナルの動画を作って素敵な結婚式にしてくださいね。